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広島カープが4連覇できなかった原因を検証する

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カープファンの期待も虚しく4連覇の夢が潰えました。

やはり、3連覇するというのは、選手に対して途轍もない負担を強いるのでしょう。あの名将と言われる原監督でさえ、3連覇を2度達成しても4連覇はできませんでした。

まあ、原監督のことは嫌いなのでどうでもいいのですが、今シーズン中は優勝してほしいという思いが強くなればなるほど、選手のコンディション不良で離脱するのを歯痒い気持ちで見ていました。

チームの運営方針にも疑問点が多く、緒方監督の采配にも首を傾げる場面が何度も有りました。

いろんな意味でどうしようもない試合をたくさんしたということですね。

デイリースポーツが、カープが4連覇を逃した原因を連載で記事にしていたので、まとめてみました。

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緒方カープの誤算

1番打者探しで混迷し、バティ離脱で再組み替え

広島がリーグ4連覇を逃した。昨オフに、丸佳浩外野手が巨人へFA移籍し、新井貴浩内野手が現役を引退した。それでも前評判は高く、優勝候補に挙げる評論家も多かった。なぜ広島は敗れたのか、6回にわたって検証する。

 今年2月の春季キャンプ。緒方監督は田中広のフリー打撃を見つめながら「これで大丈夫なのか」と漏らしたという。この時すでに右膝に異変が起こっていた。指揮官の不安は的中してしまう。シーズンに入ると開幕から大不振。打順は不動の1番から下位に降格。懸命に復調の糸口を探ったが、打率1割台から抜け出せなかった。

 6月19日のロッテ戦ではコーチ陣が小園の抜てきを進言する中、緒方監督は田中広を1番で起用。無安打に終わると、翌20日の同戦はスタメンを外れ、連続フルイニング出場記録は635試合でストップした。運動量の多いショートで、3年連続リーグ最多の打席に立った。リーグ3連覇の貢献度に比例して、消耗度は計り知れなかった。8月中旬にはコンディション不良のため出場選手登録を抹消され、右膝半月板の手術を受けたと発表された。新たな1番打者探しは困難を極めた。

埋められなかった「丸の穴」

広島がリーグ4連覇を逃した。昨オフに、丸佳浩外野手が巨人へFA移籍し、新井貴浩内野手が現役を引退した。それでも前評判は高く、優勝候補に挙げる評論家も多かった。なぜ広島は敗れたのか、6回にわたって検証する。今回はその2。

 今季最大の関心事は巨人へ移籍した「丸の穴」だった。2年連続MVPの流出は大きな痛手だ。5カード連続で負け越した開幕時は盛んに戦力ダウンが叫ばれた。だが5月は20勝4敗1分けの快進撃で首位に浮上。6月1日時点では最大貯金14、2位阪神に5ゲーム差とした。「3番バティスタ」「中堅西川」の台頭で穴埋めしていたが、緒方監督が「(勝率)5割で十分」と言った交流戦で5勝12敗1分けの最下位。前半戦終盤には引き分けを挟んで20年ぶりの11連敗を喫した。

 5月の反動で打線が不振に陥る中、迎打撃コーチは「打線の核が1人いなくなったことが大きい」と言った。昨季までは「タナキクマル」の連動性に加えて、「丸、鈴木」の3、4番コンビが相手の脅威となっていた。今季は4番鈴木にマークが集中。103四球はリーグ2位で、得点圏以外でも勝負を避けられる打席が目立った。

「先発10人」構想もことごとく…

春季キャンプ前日の1月31日、緒方監督が掲げたのが先発10人構想だった。日本一を目標にして戦うシーズンで、先発陣の再整備は不可欠。不測の事態に備える意味でも「6人だけじゃなく、極端にいえば10人、10番目ぐらいまで用意していく」とのプランを語り、実行に移してきた。

 大瀬良、ジョンソンの2人を軸に“実質1年目”の床田、九里らが奮闘した一方で、中堅や若鯉は1軍で結果を出し続ける難しさを知った。

 序盤から想定外の事態に直面する。4月11日のヤクルト戦で岡田が1回0/3を6四死球6失点で降板し、翌12日に出場選手登録を抹消した。期待していた右腕の不調に「あんなことになるとは」とチーム関係者。その後は長く2軍で再調整することになり、4カード目で早くも開幕ローテの1人を失った。

 開幕を2軍で迎えた先発候補には大きなチャンスだった。それでもつかみ取れなかった。山口は5月30日のヤクルト戦でプロ初勝利後、壁に当たった。アドゥワは好調を持続できず、中村祐は今季初先発した5月5日の巨人戦で四回途中交代を命じられた。薮田は試行錯誤し、ローレンスは球威不足で結果を残せなかった。

昨季まで打線支えた勝利の方程式確立できず

昨季まで「逆転の広島」を支えたのは強力な救援陣だった。勝利の方程式を軸に粘り強い投球をすることで、打線が試合をひっくり返した。今季は勝ちパターンのメンバーが不調で一貫した方程式を確立できなかった。

 守護神の中崎が安定感を欠いた。4月10日のヤクルト戦で、回をまたいだ延長十回に打ち込まれ1回1/35失点(自責点0)。6月上旬には抑えから配置転換された。そして同月20日に出場選手登録を抹消された。

 首脳陣は中崎の不調も「簡単に九回を任せられる投手はいない」と、1軍で起用しながらの復調に期待した。だが、4年連続50試合以上に登板してきた蓄積疲労から来るフォームなどの乱れは、短期間で改善されない。前向きな言葉が多い右腕は、ビシエドに2点二塁打を許し、2度目の抹消が決まった8月25日の中日戦後に「自分の球が投げられていない」とこぼしたのが印象的だった。

序盤で負の連鎖を脱却できず…

 緒方監督は就任時から「投手を中心とした守り勝つ野球」と言い続けてきた。だが、リーグ4連覇を逃した今季。守備に安定感を欠き、スタートダッシュに失敗した。5月には球団月間最多記録の20勝と巻き返したが、V逸が決まった9月19日・DeNA戦後に高ヘッドコーチが「守備が乱れてドタバタしてしまった」と今季の敗因に挙げた開幕から5カード連続負け越しは重く響いた。

 開幕カード1勝1敗で迎えた3戦目、3月31日・巨人戦。3-3で迎えた九回、先頭・ビヤヌエバの打球を安部が捕球し損ねるなどチームで1イニング3失策。いずれも失点につながっており、この回3点を奪われカード負け越しへ直結した。

 その後もミスは続く。4月10日・ヤクルト戦では延長十回に3失策を含んだ12失点を喫する大敗だった。開幕から11試合で17失策は、当時両リーグワースト。開幕から4カード連続負け越しから優勝した球団が2リーグ分立後過去にないことから、「V率0%」のデータも浮上してしまった一戦だった。

新戦力の台頭、移籍組の活躍が来季への光

数々の選手の台頭もあり、成し遂げてきた昨季までのリーグ3連覇。広島・緒方孝市監督は「若い力、新しい力が戦力として出てくるかがポイント」と春季キャンプ前から期待を口にしていた。今季はリーグの頂に手が届かなかったが、投打にわたる新戦力の台頭、移籍組の活躍は収穫だった。

 野手ではドラフト1位・小園の奮闘が際立った。球団高卒新人で19年ぶりの開幕1軍をつかみ取った。開幕3戦目の日に出場選手登録を抹消されたが、3カ月後の6月20日・ロッテ戦では、田中広の状態が上がらなかったことや、交流戦3勝9敗1分けで下降気味のチーム状況も踏まえて昇格即先発。プロ初打席初安打を放つなど、指揮官が当時求めたという「新しい風」を吹き込んだ。

 その後一度は降格したものの、再昇格した後半戦は59試合中50試合に先発出場。球団高卒新人記録を塗り替える4本塁打も記録した。走攻守で先輩や首脳陣から学び、経験を積み重ねながら成長し続けている。「これだけやれば十分合格点。将来が楽しみ。何より故障しないできた。体の強さは第一条件」と高ヘッドコーチ。プロでやっていくための資質ものぞかせたシーズンだった。

 三好もまた新たな1軍戦力の一人となった。7月上旬に楽天からトレードで加入。堅実な守備などで貢献してきた。8月20日・ヤクルト戦ではプロ初サヨナラ打もマークしたが、打撃面の課題を自認。迎打撃コーチも「発展途上」と語る。シーズン終了後には広島で初めて迎えるキャンプも控えており、伸びしろも十分だ。

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