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「ほぼ性接待」は言いすぎでしょ 脳科学者・中野信子氏の一言に昼下がりの生放送が凍りついた

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中野信子性差別

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「ほぼ性接待みたいなところがあるから」。

平日の昼下がり、全国ネットの生放送でこんな言葉が飛び出した。正直、耳を疑ったよね。

言ったのは、脳科学者の中野信子氏。10月15日放送の「ニュース to」での発言だ。

「ミヤネ屋」の後を継いで、10月5日に始まったばかりの新番組。

その木曜コメンテーターの一言が、Xなどで炎上状態になっていると報じられている。

わたしも記事を読んで、しばらく固まった。

何がそんなに引っかかるのか、順番にほどいてみます。

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組閣の話がいつの間にか「夜の話」に

まずは報道にそって、流れを振り返っておこう。

番組が取り上げていたのは、簗和生前農相の辞任。衆院選で自分を支持しなかった首長の2つの自治体について、予算を大幅にカットしたなどと発言した。そのあと高市早苗首相に辞表を出し、受理された件だ。

そこから話題は、高市首相の組閣へ。

中野氏は高市首相が「お友達が少ない」と言われがちな点に触れた。

そのうえで「もし高市さんが女性でなかったら、っていうことをよく考えるんです」と切り出したという。

問題はその先。

政治の場には「夜のネットワーク」があり、そこで人材を見つけていく。

そう説明したあと、「女性はそのプラットフォームを使えないんです。ほぼ性接待みたいなところがあるから」と語ったと報じられている。

MCの黒木千晶アナは、すかさず「そういうことはないと思います」。中野氏は「ないと思うけど…」と返した。

同じく木曜コメンテーターの峯村健司氏も、「そこに性差は関係ないと思うんですけど」と制した。

高市首相がアンケートで大臣を選んだことに触れて、人格ではなく政策で見たからこその問題だ、と本筋に戻している。

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構造の話ならわかる でも言葉が強すぎた

ここはちょっと公平に見ておきたい。

夜の会食で人脈が広がり、そこに女性が入りにくい。そんな男性中心の構造が政治やビジネスの裏側に残っている、という指摘自体は「完全に的外れとは言い切れない」と、zakzakも書いている。

わたしも、そこは否定しない。

でも「ほぼ性接待」となると、話はまるで別物ですよね。

この言い方だと、政治の場で働く議員や秘書、関係者がまとめて同じ色に塗られてしまう。まじめに働いている人からすれば、たまったもんじゃない。

しかも「女性はその場にいられない」が前提になっている。女性議員が自力で築いてきた人脈まで、なかったことにされかねない。

ちょっと待って、それって女性の味方になってる? わたしには、むしろ逆に聞こえた。

高市首相が夜の会合にあまり行かないのは、政策づくりや勉強に時間をそそぐ本人のスタイルによるところが大きい、とも論じている。

大きな構造の話を、一人の政治家に無理やり当てはめてしまった。そう受け取られても仕方ない気がする。

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組閣の中身が「性別」でぼやけてしまう

そもそも、組閣の評価に性別を持ち出す必要はあったのかな。

簗氏の件で問われていたのは、人選のやり方そのもの。峯村氏が言ったように、アンケートで政策を見て選んだ結果どうだったのかという話のはずだった。

ここを「女性だから」で説明してしまうと、人選の中身への批判がぼやける。

高市首相をかばいたいのか責めたいのか、それすらよくわからなくなる。

物価も税金も社会保険料も重い、いまの暮らし。わたしたちが内閣に期待しているのは、結局は仕事の中身だよね。

農政は毎日の食卓につながるし、外交や安全保障だって待ったなし。

そこを語る時間が、性別の話で消えてしまう。もったいない。

もっとも、中野氏の真意はわからない。番組や本人から説明や訂正があったのかも、手元の報道では確認できなかった。

SNSでは、報道された言葉とは違う「言いかえ版」も出回っている。怒りたくなる気持ちはわかるけど、拡散する前に元の発言を確かめておきたいところ。

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生放送で止めた黒木アナと職場の飲み会

是々非々でいくなら、評価したい人もいる。

黒木アナは間を置かずに否定した。始まって間もない番組のMCが生放送で聞き流さずに止めたわけで。

テレビの情報番組って、コメンテーターの強い言葉をそのまま流しがちなんですよ。

そこにずっとモヤモヤしてきたわたしには、この進行が素直にいいなと思えた。

それにこの話は永田町だけのものじゃない。

会社でも「夜の付き合いで仕事が決まる」なんて話、まだありますよね。

子育て中で飲み会に行けない人や、お酒が苦手な人。男女を問わず、そこで損をしている人はいる。

人脈づくりをどう公平にするか。本来は、そんな大事な話につながるテーマだった。

それが、たった一つの言葉で炎上に変わってしまう。

わたしは見たいのは性別じゃなく中身で語られる政治。

あなたの職場の「夜のネットワーク」は、いまどんな顔をしていますか?

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