プロ野球界に新たな歴史が刻まれました。日本ハムの新庄監督が、クライマックスシリーズ・ファーストステージでロッテを破る大金星を挙げ、ファンを熱狂の渦に巻き込みました。
試合後、感動的な場面が繰り広げられました。ロッテの吉井監督が、勝利に沸く日本ハムの選手たちを待ち、グラウンドに姿を現したのです。吉井監督は、まずロッテファンに向かって深々と頭を下げ、その後新庄監督の元へ歩み寄りました。二人の監督が肩を叩き合い、固い握手を交わす姿に、スタンドは大きな拍手に包まれました。
この光景に、新庄監督は心を打たれたようです。自身のSNSで「吉井監督、わざわざ来てくださりありがとうございます。初めてのCSで吉井監督率いる千葉ロッテマリーンズさん、ファンの皆さんと対戦し、野球界を盛り上げることができました。本当にありがとうございます」と感謝の言葉を綴りました。
日本ハムは、まさに劇的な展開でCSファーストステージを勝ち抜きました。2戦目は九回まで1点ビハインドの苦しい展開。しかし、万波選手の起死回生のソロホームランで同点に追いつき、延長10回に浅間選手がサヨナラ打を放ちました。運命の3戦目も、清宮選手の適時打で同点に追いつくと、水野選手が勝ち越しの2点適時三塁打を放ち、奇跡の逆転劇を演じたのです。
新庄監督は、故郷の九州弁を交えて「やっぱり野球、スポーツは素晴らしいですね。次は福岡です。豚骨ラーメンを食べて、ソフトバンクホークスも食ってやります」と、パ・リーグ覇者との対決に向けて意気込みを語りました。
一方で、新庄監督はSNS上で誹謗中傷コメントが殺到している現状も明かしています。「試合中に笑うな」「はしゃぎすぎだ」といった厳しい言葉が寄せられているそうです。しかし、新庄監督は「勝っても負けても毎日のようにこんなコメントが山ほど来ます。だから選手の皆んなも気にせず、もっと頂戴〜くらいの気持ちで行こうぜ」と、前を向く姿勢を示しました。
16日からは、パ・リーグ覇者ソフトバンクとのファイナルステージが始まります。新庄マジックは、いまだに衰えを知りません。日本ハムの快進撃は、プロ野球ファンの心に永遠に刻まれることでしょう。熱い戦いは、まだまだ続きます。いますぐスタジアムへ駆けつけましょう。奇跡を目撃する準備はできていますか？
