夏の甲子園が中止になってしまいました。
広島カープの野球以外は興味がないのですが、春夏の甲子園大会が中止になって、さすがに高校球児がかわいそうでなりません。
もちろん野球だけが特別ではありません。他のスポーツ系の部活・文化系の部活も軒並み大会が中止になっています。
新型コロナウイルス感染症が原因ではありますが、大人が何か良いアイデアを出せなかったのかと感じずにはいられません。
感染は怖いですが、ここまでコロナウイルスを抑え込んできた日本人だから、その気持と危機感は高校生も十分持っているはずです。
高野連の会長が、「夏の甲子園は予定通り開催する。もし感染者が発生したら自分が責任を取るから、何も心配せず思いっ切りやってくれ!」と声明を出せば、現場はその言葉を意気に感じて、これまでよりも感染対策を徹底して大会運営したのではないでしょうか。
高野連の会長を個人攻撃するつもりはありませんが、白髪のおじいちゃんだって格好いいところを見せられるんだと、頑張ってほしかったです。
そんな中、張本勲氏がやさしい提言をスポーツ新聞でされておりました。
張本勲氏提言「冬にセンバツ出場校で試合を。思い出だけでも作らせてあげたい」
全国の球児のことを思うと本当に残念でならない。過酷な練習に耐えて仲間とプレーし、甲子園を目指して若き命を燃やす――。国難ともいえる新型コロナウイルスの感染拡大だが、こんな事態を誰が想像しただろう。
今、思い出すだけでも涙が出る。58年夏。私のいた浪商(現大体大浪商)は甲子園出場を決めたが、部内で暴力事件があった。チームは出場が認められたものの、他の数人とともに私は処分を受けて出場できず。事件は部員みんなが見ており、完全な濡れぎぬだった。死のう、とさえ思った。16歳で故郷・広島を出てきて、夢が絶たれ…。それほど甲子園は大きな存在だった。
何とか甲子園の土だけでも踏ませてあげられないか。例えば春のセンバツの出場予定校を集め、今年の11~12月に試合を行う。32チームで1試合ずつ。1日4試合なら4日間の計算だ。思い出だけでも作らせてあげたい。そこには全国約4000校の球児の希望が詰まっているのだから。
若き高校生に今回の事態が運命だったというのは酷だろう。人生は長い。この経験を糧に「あの時のことを思えば…」と強く生きてほしい。「あっぱれ」な人生を、と切に願う
ネットの反応は
今年の高3はセンターから共通テストに変わり他の教科も教育方針が変わり大変な思いをしてる。その中で修学旅行もいけてない、最後の体育祭や文化祭もできない、最後の試合もできない。野球はOBがこのように声を上げてるけど高体連スポーツももっと生徒のことを考えて議論して欲しい
珍しく張さんと意見が合いました(^^;)
私も選抜出場校だけでも集めて、秋位に甲子園かどこかで試合をさせてあげたいし、試合を見たいと思っていたので。
選抜は例年に無い程強豪校が揃った見応えのありそうだった大会!
是非見たいですねー!
冬は第2波が恐い。
この夏、今感染がひとまず弱くなっているこのタイミングしかできなかった。
それに三年生は進学、就職などの進路の関係もある。
他の各競技も中止になっている。しかし、他の競技のスポーツ選手たちはあまり学生競技に対して声を上げないな。野球選手は、声をあげるよね。やっぱり甲子園は特別なんだろうか。そんな甲子園が中止なんだもんな。
全員が参加できないなら中途半端な代替案は一部の選手は救われるが、救われない人との差が返って残酷である。進学校の生徒は夏休みは越えられない。学校の先生たちのフォローに任せるしかない。
秋では遅過ぎる。新チーム始動も遅くなる。センバツ出場校だけも甲子園で夏やって欲しかった。たとえ無観客でも良いから見たかった。今年は良い選手が多かったので残念。
予選の一回戦で負けるチームだって努力してきたことに変わりない。
せめて地方大会だけでもできないものか。
気持ちはわかります。痛いほどわかります。
ただ、野球意外での競技大会で、ニュースになっていないだけで同じように開催が見送られるものもあること、そして本分である学業(進学)もあること。
時期をずらせばよいか?野球だけでよいか?では、代替となるものの検討も難しいと思います。