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楽しみは小園海斗の首位打者&最多安打の2冠獲得のみ 床田ホームラン打ったの?

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床田の背中が物語っていた。

初回6失点のマウンドから降りる時、まるで重いリュックを背負わされたような歩き方で、あの瞬間に今の状況すべてが集約されていたんじゃないか。

今年もまた9月がやってきた。そう、あの忌まわしい9月の呪いが。今季4度目の5連敗で、勝負の9月は1勝6敗の勝率.143なんて数字を聞かされて、心臓がドキンと音を立てる。昨年の5勝20敗という悪夢が頭をよぎり、また同じ道を歩むのかと思うと、胃の奥がキューっと縮み上がってしまうよ。

でもね、カープってのは不思議なチームなんだ。絶望の淵に立たされた時こそ、光る選手が現れる。小園海斗内野手が今季10度目の猛打賞で、打率を.2995に上げて巨人・泉口を抜いてリーグ首位打者に返り咲いたと聞いた時の胸の高鳴りったら。3本のヒット、全部違う方向に飛んでいく様子を想像するだけで、鳥肌が立ってくる。

初回の先制適時二塁打は右越え、2回は左前へ、5回は中前と、まるで守備陣を手玉に取るような小園の技術。戸郷という強敵を相手に「フォークもスライダーもカーブも全部をケアしながら」なんて冷静なコメントを聞くと、この男の野球IQの高さにため息が出る。145キロの直球を2ストライクから捉える集中力は、まさに今のカープの希望そのものじゃないか。

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床田の神髄と悲劇のコントラスト

床田の今季を振り返ると、まるでジェットコースターのような起伏に満ちている。5月には中日戦で2時間ちょうどの完封勝利を演じ、「ピシッ、バシッ」と決まる投球でチームの連敗を7で止めた英雄。あの時の床田は神々しかった。ボールがキャッチャーミットに吸い込まれる音が、マツダスタジアムに響く度に「よっしゃー!」と心の中で叫んでいたもんだ。

それが今回は初回に7連打を浴びて6失点。7連打はなかなか見ることはないよ!?

リチャードの満塁本塁打を含む猛攻に、床田の表情はみるみる曇っていく。でも面白いのは、その後失点を止めたところなんだよ。きっと床田は「ここで折れてたまるか」って踏ん張ったはずだ。プライドをズタズタにされても、最後まで投げ抜こうとする姿勢に、カープ魂を感じずにはいられない。

しかも床田、この試合でプロ初本塁打の1号2ランを放っている。打席に立った時の緊張感、バットにボールが当たった瞬間の「カキーン」という乾いた音、そしてスタンドに向かって飛んでいく白球を追う視線。記念すべき瞬間なのに、チームは負けている複雑さ。うつむいて駆け抜ける床田の心境を思うと、胸がきゅんと締め付けられる。

坂倉の適時打もあって3点を返し、2点差まで詰め寄った時は「おっ、やるじゃないか」と期待が膨らんだ。でもそこまでなんだよね、いつものカープは。あと一歩、あと一本が出ない歯がゆさ。まるで手の届きそうなところにある果実を、いつも取り損ねてしまうような感覚なんだ。

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小園の覚悟と首位打者への道

それでも小園の存在は眩しい。「タイトルは取れないと思っている。簡単じゃないですし、今まで取ったこともない」なんて謙虚なコメントを聞くと、この男の人間性の深さに心を打たれる。個人タイトルよりもチームの勝利を優先する姿勢は、まさにカープイズムの体現者だよ。

今季142安打、阪神・近本との差はわずか2本。首位打者と最多安打の2冠が射程圏内なんて、考えただけでワクワクする。でも小園は言うんだ。「負けが続いていますけど、また勝てるように」って。この一言に、どれだけのカープファンが救われたことか。

3球以内に仕留める積極性、左右に打ち分ける技術、そして何より勝利への執念。小園のバッティングフォームを見ていると、まるで武士の刀さばきのような美しさがある。構えた瞬間の静寂、スイングの瞬間の爆発力、そしてヒットになった時の安堵感。カープファンにとって、小園の打席は一服の清涼剤なんだ。

9月の魔物は確かに恐ろしい。DeNAとの差は5ゲームに開き、CSの可能性もじわりじわりと遠のいている。昨年の悪夢が脳裏をよぎり、「またか」という絶望感が押し寄せてくる。でもね、カープファンってのは諦めが悪いのが取り柄なんだ。

床田が立ち直る日はきっと来る。あの完封勝利の時の投球を思い出せば、必ずやり返してくれるはずだ。小園の首位打者獲得への道のりも、まだまだこれからが本番。そして何より、新井監督の采配とチーム一丸となった戦いぶりに、まだまだ希望を託したい。

9月の風は冷たくても、カープファンの心はいつも熱い。明日こそは、あさってこそは、きっと風向きが変わる。そう信じて、今夜も赤いタオルを握りしめているんだ。連敗の重圧に負けず、小園と共に最後まで戦い抜こう。カープの底力を、もう一度見せてもらおう!

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