東京ドームで開催された「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」スーパーラウンド決勝で、台湾代表が侍ジャパンを4-0で下し、同国史上初の国際大会優勝を果たしました。開幕から7連勝で勢いに乗る日本代表を撃破する歴史的快挙!!!
台湾打線は5回表、リンのソロホームランで均衡を破ると、1アウト1・2塁の好機でチェンが値千金の3ランホームランを放ち、日本先発の戸郷から一挙4点を奪いました。
投手陣も見事な継投で日本打線を4安打に抑え込み、完封勝利。投打がかみ合った完璧な試合運びで、台湾は世界の頂点に立ちました。
日本代表にとっては2019年11月のプレミア12、2次リーグ米国戦以来の黒星。今大会でも2戦2勝と台湾を圧倒していましたが、この日は相手の緻密な戦略に屈しました。台湾は決勝に向け、林を温存するため2000ドル(約31万円)の罰金を支払って前日の登板を回避。その賭けは見事に的中し、林は4回1安打無失点の好投を見せました。
台湾はお祭り騒ぎ…
東京ドームのグラウンドには歓喜の輪が広がり、スタンドの台湾ファンたちは国旗を振って喜びを爆発させました。台湾国内のパブリックビューイングやスポーツバーでも、ファンたちが熱狂的な声援を送りました。
頼総統はSNSで「台湾の野球は勝利だけを求めるものではありません。全力で戦い、決してあきらめない精神こそが台湾野球の真髄です」と代表チームを称えました。さらに「戦闘機による凱旋エスコート、英雄たちのパレードで勝利を祝福したい」と表明しました。
大会MVPには打率.625、2本塁打、6打点と大活躍した陳が選出されました。岡山・共生高で学んだ主将は、喜びの涙を見せました。
この歴史的勝利に、台湾メディアは日本への敬意も忘れませんでした。『自由時報』は「最も尊敬する対戦相手である日本があってこその価値ある優勝です。試合後も最後まで礼を尽くす日本のスポーツマンシップに感銘を受けました」と伝えています。
これでアジア野球界は日本一強ではなく、台湾も日本流のスモールベースボールを学び強くなり、野球界全体が盛り上がり野球人口の増加につながればいいですね。
おめでとう!台湾!
そして井端ジャパンは2026年のWBCで昨晩の忘れ物を取りに行け!