悔しい逆転負け、カープの課題浮き彫りに
カープは2024年9月8日、マツダスタジアムで行われた中日ドラゴンズとの一戦で3-4と惜敗しました。この敗戦により、首位再浮上の機会を逃すこととなりました。2カード連続の負け越しとなり、今週は1勝5敗という厳しい結果に終わりました。
先発の玉村祐二投手は、初回に課題を露呈させてしまいました。福永選手の適時打と細川選手の2ランホームランで3点の先制を許しました。
初回の失点は今季9点目で、イニング別では最多となっています。まるで春の嵐のように、ドラゴンズ打線に襲われた形となりました。
玉村投手は3回5安打3失点で降板し、5敗目を喫しました。しかし、その後を受けた中継ぎ陣は奮闘を見せます。特に黒原拓未投手と森浦大輔投手の踏ん張りは、まさに堅固な城壁のようでした。
5回のノーアウト1・3塁のチャンスをものにできなかったのが痛かった
4点を追う4回、カープ打線は反撃の狼煙を上げます。3戦ぶりにスタメン出場となった末包昇大選手が左前適時打で1点を返すと、石原貴規選手の三ゴロの間に走者が生還し、2点差に詰め寄りました。
5回には、秋山翔吾選手、矢野雅哉選手の連打で相手先発・柳裕也投手を攻め立て、野間峻祥選手が中前へ1点差に迫る適時打を放ちました。
しかし、無死一、三塁から小園海斗選手、坂倉将吾選手、末包選手が凡退し、同点には至りませんでした。この場面でのチャンスの生かし切れなさが、まるで手の届かない宝石のように、勝利を遠ざけてしまったようです。
今季の中日戦成績は8勝13敗1分けとなり、2年ぶりのカード負け越しが決定しました。特に、中日の高橋宏斗投手や細川成也選手、そしてカープが苦手としているカリステ選手やライデル・マルティネス投手らの個の力に圧倒されている印象が強く、これは来季以降の大きな課題となりそうです。
9月10日からは本拠地で巨人との首位攻防3連戦が待っています。現在、巨人との差はわずか1ゲーム差。
カープは、まるで赤い疾風のごとく巨人を追い抜き、首位奪還を目指す必要があります。先発陣の立て直しと野手陣の奮起が、今後のカギとなるでしょう。
カープファンの皆様、チームへの応援をよろしくお願いいたします。共に熱い戦いを見守り、カープの勝利を信じましょう！
